2010年01月09日

室町時代の絵巻、米で見つかる 世阿弥の能、鮮やかに(産経新聞)

 室町時代(14〜16世紀前半)に描かれたとみられる世阿弥作の能舞台の絵巻が米国で見つかり、日本で展示されることになった。

 この絵巻には、兄弟本とも言える桃山時代(16世紀後半)の絵本があることも判明、2巻そろって同時公開される。

 米国で発見された絵巻は、満開の桜の下で生き別れの母子が再会する世阿弥作の能「百万」を描いたもので、縦16・6センチ、横738・1センチに16図をもつ。ニューヨークの日本美術商から国立能楽堂(東京・千駄ケ谷)に持ち込まれた。

 当初はテーマなどがわからなかったが、その後の研究などで、世阿弥の代表作で女芸能者の百万が登場する「百万」を描いたものであることが判明。芸能史、絵画史にまたがる貴重な資料として、平成20年に同能楽堂が収蔵することを決めた。

 「百万」には桃山時代に描かれた絵本が存在し、集英社版「図説日本の古典 能・狂言」の表紙に使われるなど、これまで当時の演能を見る重要な作品として知られていたが、今回発見された絵巻は、その先行例となる。

 鑑定を行った国文学研究資料館(東京都立川市)の小林健二教授(中世文学)は「能を描いた絵巻、絵本は室町から江戸初期のものは数が少なく、『松風』など数例があるくらい。今回発見されたものは保存状態もよく、珍しい兄弟関係の作例があったことにも驚いた。図の数も同じで、直接に絵巻から絵本が作られたかのような類似点も存在する」と高く評価する。

 京都・嵯峨の清涼寺の大念仏の群衆など能の物語の情景と、実際の舞台でのシテやワキ、囃子(はやし)方の動きなどを混ぜ合わせて表現しており、初期の能の絵巻の特徴が表れているという。「ビデオのなかった時代、いい舞台に接した者はそれを目に焼き付けておきたい。そんな思いで、絵師が春爛漫(らんまん)の京都の様子をイメージをふくらませながら描いたと思う」と小林教授は話している。

 2作品は3月3日から、国立能楽堂の「収蔵資料展」で展示される。

【関連記事】
遣唐使船の復元作業始まる 奈良、遷都1300年祭前に
勇壮な元禄絵巻「赤穂義士祭」 兵庫・赤穂市
江戸庶民、生き生き 「熈代勝覧」の複製完成
石山本願寺跡、戦国絵巻をほうふつ
秋の都大路、優雅な歴史絵巻 京都で時代祭始まる

かずしのブログ
w3de7p42の日記ブログ管理ツール
クレジットカード現金化 即日
カードでお金
ショッピング枠現金化
posted by tseurlqia2 at 10:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。